夜中に遠吠え

遠吠えの意味

夜中になると自分の犬が吠えるようなことはないでしょうか?
それはわんわんという昼間のような吠え方ではなく、わおーんというような声を伸ばした吠え方をする場合があるでしょう。
しばらく吠えていると、他の家の犬まで同じようにわおーんと呼応するように吠えることもあります。
屋外で犬を飼っていればこのような光景に出会うこともあるでしょう。

犬のこの独特の遠吠えは、野生のころから行われていました。
野生の頃は犬は集団で生活しており、群れからはぐれた犬は自分の位置を知らせたり、群れの位置を把握するためにこの遠吠えを使っていました。
しかししだいに位置を把握するために使っていた遠吠えは、いつしか寂しさを和らげるために使われるようになります。

犬が一匹となったときに寂しさを感じると遠吠えをして、他に誰かいないかと呼びかけるのです。
そうしてその声を聞いた他の犬が、自分も同じように遠吠えをしてここに居ると知らせて、一匹のみでないと慰めるのです。
このような寂しさを紛らわせたり、慰めたりする名残が、今も残っており、屋外で飼われている犬は静かになった夜中に遠吠えをするのです。

またその他にも現在では遠吠えは他の場合にも行うことがあり、仲間と交信するとき、ストレスを解消するとき、その犬の癖として遠吠えする場合があります。
犬は種類によっても遠吠えの声は違っており、分かっているだけでも犬科を含めて13種の動物が遠吠えをするようです。

遠吠えした場合の対策

遠吠えの意味は寂しさから、仲間との交信、ストレス、最近では車や電車や救急車の音に呼応して行うような場合もあります。
もしもあまり犬とスキンシップをしていないなら、遠吠えは寂しいから行っている可能性が高いので、出来るだけ犬と触れあいましょう。

しかし十分にスキンシップしたりして接しているのに、それでも遠吠えを止めない場合は、何か他の原因があります。
どうしても遠吠えがうるさいのなら、しつけして止めさせるしかありません。
それは遠吠えをしたら叱って、遠吠えすることはダメなことだと犬にわからせましょう。
ただし飼い主のしかり方によっては、叱っているつもりでも、犬にとっては遊んでもらっていると勘違いする場合もあるので、少しきつめにしかりましょう。
また犬と飼い主の立場が逆転していると、いくら叱っても効果はありません。

犬によっては野生本能が強い種類や、逆に昔から人間生活の中で飼われてほとんど野生を失い、あまり遠吠えしない種類もいます。
飼っている犬がどのような犬なのかを調べておく必要はあります。
野生本能が強く残っている犬は、きつめに叱ってもなかなか遠吠えを止めないので、根気が必要です。