親犬と子犬の噛み具合について

親の犬が噛む行動

親の犬は子犬が生まれると、子犬を噛んだりして子犬を移動させたり、子犬とじゃれたりする光景が見られます。
これは普通のことであり、犬は人間と違い手を器用に使うことが出来ませんので、変わりに犬は口を使って手のようにして使います。

しかし親犬は噛む行為をこのような事に使うばかりでなく、本気に近いような形で子犬を噛むことも行います。
これは飼い主から見れば、子犬をかみ殺そうとするぐらいに危険に見えるかもしれませんが、実はこれは親犬が子犬に噛むことを教えている社会勉強の一つなのです。

噛む行為は犬にとってはとても大切なことです。
食事をするときはもちろんのこと、じゃれあったり、犬同士の争いや、狩りなどの時でも噛むという行為は重要になります。
そして噛む力によって、じゃれたり狩りをしたりと使い分けなければいけません。
このような噛むことを、親犬は子犬が小さい頃から教えているのです。

このために、このような光景を飼い主が見たとしても、無理矢理止めさせるようなことはせずに、親犬に好きにさせるようにしてあげましょう。

過剰に噛みすぎる犬

親犬の子犬への教育の一環として、子供の頃から噛んで噛む力を教えるということは、どの犬でも行われる行為です。
これ自体は問題ありませんので、飼い主は特に心配する必要はありません。

しかし、最近では室内犬など犬社会から隔離して育てられた犬もおり、犬社会へ適応していない犬もいます。
このような犬が子育てをするときは、注意が必要であり、飼い主は注意深く親犬を見ないといけません。

噛むことを教えている場合に、子犬が傷つかない程度に、ある程度力を抑えて親犬が噛んでいる場合は良いですが、子犬が痛がっていたり、悲鳴のように吠えていたりする場合は危険です。
中には子犬を傷つけてしまうような親犬もいます。
酷いと耳の形が変わってしまうような場合もあり、獣医の元へ訪れる子犬もいます。

これは親犬自体が噛むことの訓練をされておらず、飼い主との生活でも噛む力の訓練をしていないことにより引き起こされることがあります。
またストレスによって子犬を傷つけてしまうような場合や、親犬でも育児放棄をしてしまうこともあり、このような時も子犬は傷つけられます。

もしも子犬が酷く怪我をしてしまうような状態になっているなら、一度親犬から子犬を離す、獣医の元へ連れて行って症状を見せてあげる、さらにはペットトレーナーなど今後の方針を相談するなどのことをした方がいいでしょう。
また子育て中の親犬に、飼い主があまりにもかまいすぎると、それが逆にストレスとなり、子犬にぶつけて発散するということもあり、飼い主が原因で子犬が怪我させられることもあります。

噛みの力加減を教える

噛むことについて

犬は人間と違い手足を使って物を掴んだり、その対象物の形や温度を把握することは出来ません。
そのために、何をするにしても口にものを入れて、口の中の感覚で対象物を知ろうとします。
しかし人間社会で生活するようになると、甘噛みでも犬によっては遊んでいるつもりでも、人を傷つけることもあります。

犬が噛むことは人間が手で物を掴むぐらい普通のことであり、どの犬でも必ず行うことです。
そして人が物を触ろうとして叩かれたりするとストレスになるのと同じように、犬も噛むことを強制的に止めさせられるとストレスになります。
しかし犬の噛む力は強いので、人間と生活していく上では、どれぐらいの力加減で噛めばよいかを教えないといけません。

これをしないと何でもかんでも力一杯噛むようになり、人の手や腕なら歯が刺さって怪我をします。
そして犬にも噛むや引っ張るという行動は欲求として求めるので、これを満たしてあげる必要があります。

噛む力の訓練

まずはもしも犬が強い力で噛んできたなら、その時は痛いと言って犬を強めに叩きましょう。
もしかしたら遊んでじゃれているときに、自然と犬に強く噛まれることもあります。
犬を叩くことは良くないですが、このような時は例外であり、しっかりと叱るとが大切です。
そうしないと、犬と飼い主との立場が逆転し、犬が上の立場と考えるようになり、飼い主の言うことを聞かなくなります。

そして日常では、噛む遊びを取り入れて、噛む力を教えてあげましょう。
まずはボールなどの噛んでも壊れないようなおもちゃを用意して、遠くに放り投げて持ってこさせるような遊びをしましょう。
これにより犬は本能を取り戻し、獲物を捕らえる訓練ともなり、ボールを捉えると飼い主に捕らえたと言うことをアピールします。

タオルなどを用意して、犬と引っ張り合いをする遊びは、飼い主との力関係をわからせる意味もあり、歯にも刺激を与えて良いです。
タオルやヒモなどで引っ張り合いをする時は、必ず飼い主が力で勝つようにしましょう。
そうすることで、飼い主の方が強いと犬にわからせることになります。
ただし毎回飼い主ばかりが勝つと犬のストレスとなるので、3回に1回ぐらいは犬が勝つようにしてあげると良いです。

また部屋の中には噛んでも良いものと噛んではいけない物も存在するでしょう。
おもちゃやタオルなどは噛んでも良いですが、例えば飼い主の腕などは噛んではいけません。
必ず噛んではいけない物に噛んで傷つけたりした場合は、必ず犬を叩いてしかって、噛んではいけないことを教えましょう。
飼い主がこれをしないと、犬が噛んで良いものとそうでないものを理解できませんので、家の備品などを壊すこともあります。

犬のボケ対策を始める時期

ボケ対策の時期

犬でもぼけるというのは、脳細胞が死滅していき数が少なくなっていくからであり、これは人と同じように若いときから死滅が始まります。
成犬になるまでは体も成長するのと同じように、脳細胞も含めて頭も育っていきます。
ただし成犬になると、その後は脳細胞は死滅して減り続ける一方です。

多くの方は犬がぼけ始めてから対策を行おうとしますが、それでは遅すぎます。
ぼけが始まっていてはすでに多くの脳細胞が失われていますので、手遅れになることが多いです。
脳細胞は刺激を与えると活性化し、死滅スピードも遅くなり、細胞も増えますので、ぼける前から対策を行った方が良いです。
ぼけ対策を始めるには、若いときから行う方が良く、刺激のある運動などをさせると良いです。
体が老化してからは激しい運動なども出来なくなり、出来る対策も限られてしまうのです。

生まれて動けるようになったら、すぐに始めても良いですが、成犬を家に連れてきたなら、その時から始めるようにしましょう。
そしてぼけ対策としては、日常生活に刺激を与えてあげることです。
単調な生活だと脳みそも麻痺してしまうので、生活に変化を取り入れるのです。

具体的方法

ぼけ対策の方法としては、まずは毎日行う散歩に一工夫しましょう。
特に室内で飼っている犬だと、毎日の生活が単調になりがちです。
外に連れて行くだけでも刺激となり、時々散歩コースを変えるだけでも刺激になります。
時には遠くまで連れて行ったりして、いつもは見ないような景色の中を歩かせるのも良いです。

また生活では飼い主とのスキンシップはぼけ防止には欠かせません。
普段から会話したり、体を触ったりしてコミュニケーションをとったりと、犬が考えて行うような行動を取り入れてあげると、自然と脳の活性化になります。
さらにドッグマッサージを取り入れると、健康維持にもなって良いでしょう。

普段の生活では知育玩具と呼ばれるような、犬が考えながら遊ぶようなおもちゃを使って遊ばせるのも頭を使ってぼけ防止になります。
たとえばバスターキューブやコングやトリートボールなど、いくつも種類があるのでペットショップなどに行って、買って与えてみると良いでしょう。
知育玩具はぼけ防止のみならず、知識向上にも繋がります。
さらには知育玩具は、留守番させるときなどに与えておくと、寂しがらなくなります。

犬はしつけすればお手なども覚えますので、犬に訓練をするのもぼけ防止になります。
たとえばおもちゃに名前を付けて、それを遠くにおいて名前を呼んで取ってこさせるようなゲームも、犬の知力を鍛えるのみならずぼけ防止にもなります。
このようにして、普段から犬の頭を刺激するような生活をすると、ぼけ防止となります。

褒めて犬を行動的にさせる

褒めることは犬を行動的にする

褒められるということは人間でも嬉しいものであり、これは犬でも同じです。
褒められれば犬ももっと頑張ろうと行動的になります。
そして飼い主にもっと褒められたいと思うようになり、褒められるために頑張るようになります。
飼い主を喜ばせるような行動は犬にとって、とても嬉しいものなのです。

これは訓練をするにしてもしつけや何をするにしても、しっかりと取り入れると犬との関係も良くなります。
しつけなどでも褒めるのは良いことであり、犬にとっては飼い主の笑顔は最高の贈りものです。

ただし褒めるなら飼い主はそれを行動と表情で表現しなければなりません。
犬の頭を撫でて、偉いなどと声をかえて笑顔で接してあげましょう。
そうすれば、犬はもっと賢くなろうと褒められようと活動的になって、頑張るようになります。
また褒めると犬は活動的となり、体を沢山動かしますので、運動不足解消ともなり、筋力も鍛えられるのでメリットはいくつもあるのです。
その結果として犬は健康を維持することも出来ます。

正しい褒め方

是非ともトレーニングを行うときも、しつけを行うときも、犬が飼い主の言うことを聞いたなら褒めてあげましょう。
おやつなどを与えるのも良いですが、犬にとってはおやつをもらうよりも褒められる方が嬉しいです。
ただし褒め方も間違えると、犬との飼い主の関係は変わります。
あまりにも溺愛しすぎた褒め方は、飼い主に対する犬の認識を変えてしまい、よい子だねとナデナデするようなやり過ぎはいけません。
このように褒めると、犬は飼い主のことを格下に見ます。

これが続くと子犬の時はそうでもないですが、大人になると言うことを聞かなくなったり、吠えたり噛んだりと手に負えなくなります。
褒めるときは良し!などと短く声をかけて頭をポンポンと軽く叩きます。
犬を褒めるのはこれぐらいで十分です。
これ以上やったり大げさに褒めると、犬があなたを従わせているように見てしまうのです。

ちなみに叱るときも同じであり、大きな声で叱ってもあまり意味はなく、一言はっきりとこら!などと声をかけて問題行動を止めさせましょう。
あまり大声で叱ると犬が興奮して、興奮し続けるという悪循環になります。
このような状態だと、飼い主の言う事も聞かないので、余計に良くありません。

飼い主として犬を飼うなら、飼い主は犬のリーダーであるということを認識しなければなりません。
そのような意識を持たないと自然と行動や言葉にも出てしまい、やがて犬は飼い主の言うことを聞かなくなります。
意識して犬と接していくと、自然と身についていきますので、まずは飼い主の自分はリーダーであるということを自覚しましょう。

知育で犬の頭を鍛える

上手な遊びは犬を賢くする

犬を飼えばおもちゃを使って遊んであげることもあるでしょう。
上手に遊んであげれば犬は問題行動も起こさなくなり、頭も鍛えられてぼけない犬になります。
しかし逆に間違った遊びをさせると、物に執着するばかりでなく、問題行動も起こしやすくなり、ぼけやすくしてしまいます。
そしてぼけない犬にするためには、普段から如何にして遊びの機会を増やしてあげるかです。

遊びにしても、引っ張りっこのように犬の本能を満たすようなことばかりでなく、犬が頭を使って判断するような遊びを取り入れると良いです。
物を置いて持ってこさせる、物を隠して探させるなどのような遊びです。
犬は嗅覚が優れているので、見えない物を臭いで探すノーズトレーニングは、頭も使いぼけ防止にも良いです。

遊びをするなら、まずは犬にちょうだいを覚えさせましょう。
遊びの中で犬は物を咥えることも多いですが、ちょうだいを覚えていないといつまでも咥えて離しません。
まずは犬に何おもちゃを与えて引っ張りっこをしましょう。
そして手を止めてフードを鼻先に持っていって、犬がおもちゃを離したらおやつをあげて、さらにちょうだいと言いましょう。
さらにおもちゃを隠して良い子だねと褒めましょう。
隠すのは犬がおもちゃを再度奪わないようにするためです。

これが出来るようになれば、慣れてくるとおやつがなくてもちょうだいと言うと、口の物を離すようになります。

遊びをレベルアップさせる

上手に遊びが出来るようになってきたら、少しずつ遊びのレベルを上げていきましょう。
例えば、物を置いて持ってこいとさせる遊びでも、その物に名前を付けて、名前を呼んでそれを持ってこさせるようにしましょう。
いくつかおもちゃを用意して、それぞれに名前を付けて犬に覚えさせながら持ってこさせるような遊びも、犬の頭を刺激します。

遊びは頭を使う要素がないと、それはただかわいがったりするだけとなります。
しかし、頭を使いトレーニング要素を取り入れると、遊びながら教育も出来、犬も楽しめて、自然と問題行動も起こさなくなります。
さらに飼い主が意欲的だと、犬もそれに応えて高度なことが出来るようになります。

遊びでは以下のようなことは良くないので気をつけましょう。
あもちゃで遊んでいると手を噛んでくるのは、おもちゃが小さすぎる事があります。
長いおもちゃなどを使って噛めないように工夫しましょう。
硬いおもちゃは歯を壊す危険があります。
犬同士でレスリングのようにしてお互い絡んで遊ぶのも良くなく、おもちゃを使わせて遊ばせましょう。
引っ張りっこをするときは、大きく振ったりすると頸椎を傷めるので、激しく行うのはやめましょう。