犬の行動学

犬を野生に近い形で飼う

犬を飼うなら自宅や外の犬小屋で飼うということになりますが、それはやはり家という制約がある限り、犬本来の生活をさせてあげられないのが現状です。
犬も動物であり、動物本来の生き方をさせるべきですが、飼い犬はそうはいきません。
犬を本来の動物として飼うにはどうすればいいでしょうか?
家で飼うには制約はありますが、それでも動物らしくすることは出来ます。
そのためには、まずは犬の行動についてしらなければいけません。

犬の行動学

エーベルハルト トルムラーさんの犬の行動学という本は、ノーベル賞を受賞し動物行動学者の彼が犬の行動について書いた本です。
多くの本はペットとして犬を飼う場合について書いていますが、この本は犬を動物としてみて書いています。
またこの本の中で書かれていることは、研究と実験に基づいて書かれたものであり、犬本来の姿を引き出して犬を飼いたい人に、是非とも読んで欲しい本です。
この本が書かれたのは2001年と少し古いですが、内容は古くなく今でも十分通用するものです。

上記のように、犬を客観的に見て、動物としての犬にスポットを当てて書いている本です。そのためにペットとして犬の情報を求めている人には不十分な内容かもしれません。
犬の習性などについて詳しく書かれており、犬の行動学を知りたい人には最適の本です。
また犬の商業化への危惧などについても記載されており、犬の未来へのことについても触れています。

犬の子供の頃が重要

犬の行動は社会化期と呼ばれる、生後3週間から12週間ぐらいまでで母犬から独立して生活するようになります。
それまでは母犬に依存して生活しており、この時期になるまでは体が1人で生きられるように準備する期間です。
3週間を過ぎれば目も見えるようになり、音も完全に聞こえます。
3週間後からは感覚器も発達していき、筋肉や骨も成長していきます。
この期間中に脳みそも発達していき、記憶することも出来るようになるのです。
三つ子の魂百までと人間では言いますが、犬ではこの期間がそれにあたります。

12週間を過ぎた犬

12週間を過ぎると今度は、個体として性的に成熟する時期を迎えます。
自分で取るべき行動をするようになり、自分で行動してまわりはどのような反応を示すのかをみて学習していくのです。
それに伴い複雑な仕事や行動も出来るようになり、社会で一人前の犬として完成されていくのです。
同時に体力もどんどんついてき、脳も発達していき、長い時間動いたり、新しいこともどんどん覚えていきます。
ただしこの時期はまだまだやんちゃであり集中力が少ないので、あまり長い時間集中したことは出来ません。
この時期を過ぎれば完全に成熟して成犬となるわけです。